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2006/03/21 sun.10:00-12:00
第1回体験型自然科学の教室「森の教室」

文責:大草 芳江 (2006年3月28日) カテゴリ:体験型自然科学の教室(51)

第1回 森の教室 natural science 体験型自然の教室「春だ、おきだしてきた生き物たちを見つけよう」

小学生の間は自然を対象として自分から切り離して見るのではなく、 自分の存在と自然を一体のものとして感じられる時です。 自然を観察することから始まり、 いきものの世界のサイクルを 観察していきます。  そして、そのサイクルの中に自分がいることを感じよう。 3月、4月、5月の3回のシリーズで開催します。

強い風の中、数組のご家族に参加いただきました。
まだ肌寒かったですが、子どもたちは元気に走りまわっていました。

子どもたちの観察

風が水面を揺らして
きらきら光ってる。
「昼なのに、流れ星だ!!」
森の木々の中に、池の水の中に、
落ち葉の下の土の中に、
「どんな生き物がいるの?」
生き物たちは
まだ起きてないのかなぁ?
木の皮をぺろり。
「あつ!見て見て!!
こんなところにいたよ!」
はじめての顕微鏡。
右目をつぶって、見てみよう。
「わ、大きくなった!」
     
その生き物はどんな生活をしているの?」
ひとりひとりが発見した切り口で自然現象を見つめよう。
子どもたちにスケッチをしてもらいます。
ホワイトボードにそれぞれの子どもたちの意見を書き込みながら、
植物、動物、昆虫、微生物の世界のサイクルを
子どもたち自身に考えてもらいます。

子どもたちの発見

ヤゴからトンボへ、昆虫は変態します。池の中で、水中という環境から、羽を持ち、空気の中で動きまわるトンボになります。いきものを知るということは、いきものの生活史を知るということです。それぞれの生きものの生活史を発見しました。

科学者と遊ぼう

今回の研究発表のテーマ
「脳があるいきものと、脳がないいきものの違いってなんだろう?」

先端研究から生まれる知識と概念を 実際に実験を見せながら、紹介しました。

脳がない生き物代表として、
たくさんいる生き物の中から、
池や水田にいるゾウリムシを選んで
実験を見せました。

今回は、こどもひとりひとりに、ビーカー、ピペットの使い方などの実験操作を覚えてもらいました。
ホワイトボードで、遺伝子DNAの複製の話からはじまって、ゾウリムシが分裂していく様子を 説明しました。ゾウリムシにはえている繊毛がどういったメカニズムで、同調し、個体を動かし ているか説明しました。


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