2007/08/04 sun.10:00-12:00
第8回体験型自然科学の教室 「海の教室」
去年に引きつづき今年も、仙台港と荒浜の間にある、
蒲生干潟にて、「海の教室」を開催致しました。
「干潟」とは,潮の満ち引きで,水の中に入ったり,
水面から出たりする湿地帯のことです。
干潟には,栄養をたっぷり含んだドロがたまるため,
たくさんの生き物が住んでいます。
蒲生干潟は、国設仙台海浜鳥獣保護区の特別保護地区に指定されている、
自然豊かな干潟であり、学術的・保全的観点から見て貴重な場所です。
「体験型自然科学の教室」は、科学教室ですが、科学の知識を与えることはしません。
子ども達が自然を直接見て、触って、感じることを一番大切にしている、科学教室です。
今回の教室には、4人のかがくしゃが参加しました。
青空実験室で、たくさん遊ぼう(=科学しよう)!
親子で力をあわせて、いきものをさがしています。
「貝はね、10cmぐらいの深さにいるんだよ。」
「見て!珍しいよ、こんな黒い貝!」
「パパ、パパ!パパの方が夢中になっちゃって!」
「貝を150個捕まえたよ!こんなに捕ったことのある人なんていないでしょ!」
「ママ、一人で見つけたよ~!あのね~、一人でつかまえたよ!!」
なんと、フグの赤ちゃんを発見!
「こんなにちっちゃいの~?!」
いろいろなかたちのおさかながいるね。
「ヒラメのあかちゃん?カレイのあかちゃん??」
いきもののとり方も、いろいろ。
こちらは、いぬかきスタイルで、いきものをさがす子どもたち。
いきものいがいにも、自然の楽しみかたはいっぱい。
こどもたちは、自然との遊び方を、
どんどん発見していきます。
「海よりも、こっちのほうが楽しい!」
「水は、ちゃんときらないといけないの。」
自分でルールを決めて、こだわりをみせています。
いったい、なにができるのかな??
「きもちいい~」
ずっと、海にすわって遊んでいたね。
去年得られた仮説を確かめている子も。
「あれ~?今年は、穴にカニがいない!
なんでだろう???」
「見てみて!貝が動いてるよ!」
「ピューンってなった~!」
「どんどんもぐってく~!!」
意外と貝の動きが早くて、みんなびっくり。
「かにさんの、あしあと!!」
場所によって、カニの種類がちがうみたい。
「お向かいのお魚屋さんに売ってあげたら?」
つかまえたものは、顕微鏡で見てみよう!
「なにが見えるかな~?」
発見したいきものたちは、顕微鏡で見ることができるよ!
「ここを、こうまわすと、きれいに見えるよ」
「カニが見たい~!」
「わ~!!毛が生えてるよ~!」
「いろんな色があるんだね」
「目玉が飛び出てる~!!」
「とびうおだって!」
「いろいろな色があるね、きれいだね」
「つぎのいきもの、とってくる!!!」
「ちょっと待って!
お母さんまだ見たいからここにおって!」
「ヤドカリが大ピンチだー!おにいちゃーん!」
「(エビに向かって)そこにいちゃだめー!」
「あ!これオスだ~。」
「カニ入れてもいいですか~?」
「はなまるくんが2匹いる~!」
「(白いエビを見て)このエビ!!水歩いてる!!キャー!!」
実は、実験中なんです。何をしているかは、林かがくしゃのページを見てね。
「珍しい生き物!白いのが動いてる。」
「あんまり触らないで~!」
「かわいそうだから逃がしてあげようよ~。」
プールをおしている子どもたちも、いっぱいいました。
「滝みたいになる!」
こっちのプールでは、別の実験をしているんだよ!
詳しくは、大野かがくしゃのページを見てみてね!
ゆ~っくり、ゆ~っくり、ゆらして、できるものは、なんでしょう?
この実験については、永関かがくしゃのページをみてね。
どんないきものたちが、どこにすんでいたかを
ミニチュアサイズの蒲生干潟に再現したよ。
川や山をつくったり、
前方後円墳(!)をつくったり。
(↑最初は丸と四角だけだったのに、あとでつながっていました。
前方後円墳も、そうやってできたのかな・・・)
子どもたちが残した作品が、蒲生干潟に残りました。