第1回 natural science シンポジウム(2008.07.13)
開催趣旨・概要
開催趣旨
近年、わが国の科学技術研究及び産業競争力の強化を実現する「科学技術創造立国」の基盤を揺るがす深刻な問題として、子どもたちの「理科離れ」が叫ばれています。「理科離れ」は単に「個人的に理科が嫌い」であるという問題ではなく、理科を学ぶ過程で本来養われるはずの「知的好奇心」や「論理的思考力」などの低下を意味しています。その結果として、文理問わず高等教育を理解できない学生が増大し、大学教育の質の維持が著しく困難に陥っているというかたちで問題は顕在化しており、もはや「理科離れ」問題は、国民全体による知の問題、すなわち社会的リスクであると捉えられています。
また子どもたちを取り巻く社会環境として、本来そこにあるはずの人と人、自己と対象との関係性を実感することが困難な状況に陥っています。効率性を追求し複雑化・細分化されてきた社会システムによる弊害は、社会構成の基盤となるはずの市民参加を事実上困難なものとし、その結果が、個人・家族・地域社会・国レベルでの多様な社会問題として顕在化しています。
「科学」の本質は、観察からはじまります。対象に直接触れ、自分の目で見て、自己と対象との関係性を五感で感じることなしに、知的好奇心・論理的思考力が養われることはありません。また、「科学」と言うと結果や成果が注目されがちですが、そこに至るまでのプロセスにこそ、知的好奇心や論理的思考力をはじめとする、科学的なものの見方・考え方が隠されています。
NPO法人設立1周年を記念して開催する「natural science シンポジウム」は、「科学」と「地域」を切り口に一般層や子どもへの研究プロセス体験型科学実験教室開催や、企業・研究所・行政の枠を超えた地域社会と市民との新しいコミュニケーションの実践、など、弊社のこれまでの取組みを総結集した様々な企画を展開して参ります。
大人も子どもも、普段科学に触れている人も触れていない人も、"「科学」って、そもそもなんだろう?"を五感で感じて頂きたいと思います。
開催概要
● 名 称 | 「第1回 natural science シンポジウム」 |
● 会 期 | 2008年7月13日(日)13:00~17:00 |
● 会 場 | 東北大学片平さくらホール |
● 対 象 | 子どもから大人までどなたでも。普段科学に触れていない方も歓迎 |
● 定 員 | 【基調講演】200名、【サイエンスライブ】40名、【科学実験教室】80名、【交流会】50名 |
● 費 用 | 【基調講演】無料、【サイエンスライブ】500円/人、【科学実験教室】500円/人、【交流会】2000円/人 |
● 主 催 | 特定非営利活動法人 natural science |
● 後 援 | 東北大学、仙台市教育委員会、河北新報社(仙台市青葉区片平二丁目1-1) |
● 協 力 | 株式会社仙台測器社、日本ナショナルインスツルメンツ株式会社、株式会社マグファイン、 宮城県産業技術総合センター、塩釜市団地水産加工業協同組合、ソートR&D株式会社、 株式会社ミウラセンサー研究所、ジーイーエス株式会社、宮城県産業人材雇用対策課、株式会社デュナミス、 JAXA宇宙航空研究開発機構先端技術センター、宮城県農業・園芸総合研究所、弘進ゴム株式会社、 自家焙煎珈琲店「珈巣多夢」、自家焙煎珈琲喫茶「ひこ」、森民酒造本家。(敬称略・順不同) |
「ゾウの時間 ネズミの時間」著者
・本川達雄教授による基調講演
科学的思考プロセスを体験できる
「体験型サイエンスライブ」
「環境ってそもそも何だろう?」
を考える小学生向け科学実験教室
企業や研究所9ブースが参加した
「CAFE natural science」