第1回 natural science シンポジウム(2008.07.13)
各ブースの演出に関する意図・方法について【宮崎 栄康】
株式会社仙台測器社「いろいろな場所の二酸化炭素をはかってみよう!」
来場者の方々に測定機器を使って、会場の内と外のCO2量を測定してもらいました。図表をあらかじめ準備しておき、来場者に直接データを書き込んでもらいます。測定データを可視化し、会場で共有することで他のお客様も参加しやすくなります。
◇お客様の声
・二酸化炭素が時間が経つに連れて増えていった。
・人の呼吸による二酸化炭素の量の多さを実感しました。
・木の呼吸についても分かりました。
・みんなの環境意識が高まると思われた。
株式会社デュナミス「アイディアがどんどん出てくるゲームをしてみよう!」
来場者の方々で各テーマに沿って、親子で社会をより良くするためのアイディア出し対決をします。多様な創造性をゲーム感覚で楽しめるので、大人の方も子供も熱中して参加できます。出てきたアイディアをホワイトボードに書き込みながら、会場全体で実現可能なアイディアを探します。
◇お客様の声
・意外な考えが分かって楽しかった。
・色々なアイディアが浮かびました。
・とてもためになりました。
・以前ネットで紹介を見たので、実際に見れて良かった。
・小さい子供にとってこれからの成長につながる。
株式会社ミウラセンサー研究所、他(※1)「見える光・見えない光のダブルで発電しよう!」
来場者の方々で各テーマに沿って、親子で社会をより良くするためのアイディア出し対決をします。多様な創造性をゲーム感覚で楽しめるので、大人の方も子供も熱中して参加できます。出てきたアイディアをホワイトボードに書き込みながら、会場全体で実現可能なアイディアを探します。
◇お客様の声
・意外な考えが分かって楽しかった。
・色々なアイディアが浮かびました。
・とてもためになりました。
・以前ネットで紹介を見たので、実際に見れて良かった。
・小さい子供にとってこれからの成長につながる。
塩釜市団地水産加工業協同組合「蒲鉾を揚げた油でバイオディーゼル燃料をつくろう!」
水産練り製品日本一の塩釜市が取り組む廃食油からバイオディーゼル燃料へのリサイクル事業の過程を体感していきます。揚げかまぼこの試食、バイオディーゼル燃料の生成、発電機で新エネルギーの利用、1つ1つの工程を実際に体験することで事業のプロセスを実感してもらいます。
◇お客様の声
・地域の特色を活かして素晴らしい。
・蒲鉾の排ガスが良い香りでした。
・植物油で車が走るなんてすごい。
・環境問題として大事だと思います。
・おいしいかまぼことその廃油利用。エコですね。将来性を感じます。
・実用化してるのがすごいと感じた。
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 「技術の司令塔・プログラミングを体験しよう!」
私たちの身の回りの機械には様々なプログラミングが施されています。コンピュータを人間の意図通りに動かすためには、必ずプログラミングによって指令を与えます。音、映像、加速度...。それぞれの機械の目的に合わせてインプットとアウトプットを選んでプログラミングしてみよう。
◇お客様の声
・振り子や防犯カメラなどがとても楽しかった。
・Wiiの仕組みが分かりました。
・制御と言ってもいろいろあるんだなと思った。
・現代社会のPCの元となるものを体験できた。
株式会社マグファイン 「磁石を知ろう!永久磁石を作ろう!」
磁石を用いた様々な実験を通して、磁石の不思議な挙動から発電の基礎要素である電気と磁気との関係性を体感します。電気を流して、その場で永久磁石を作ってみたり、砂鉄やアルミパイプを用いたりしながら、磁力以外の磁石の性質について学びます。
◇お客様の声
・一瞬で磁石が出来て驚きました。
・アルミと磁石の反応は新鮮でとても驚きです。
・磁石が強くておどろいた。
・子供が多いし、良い体験になる。
・磁力と制動の関係がとても分かりやすかったです。
宮城県産業技術総合センター 「宮城の米粉をつかったおかしをつくろう!」
米粉は元々、団子等の和菓子に使われます。日本のお米の消費量拡大に加え、小麦粉の価格高騰により、米粉が注目されています。家庭でも簡単に作れて、おいしい米粉を使った製品を開発するために力が注がれます。お米のお菓子らくがんを自分で作って食べながら、お米について考えてみよう。
◇お客様の声
・宮城の特色を活かしている。
・粉で作ったお菓子がいっぱいあることが分かりました。
・火を使わなくてもお菓子が作れてびっくりした。
・大変おいしかったので粉を買いに行きます。
宮城県農業・園芸総合研究所 「バラ科の果物の秘密にせまろう!」
いちご、あんず、りんご、桃...。これらはすべてバラ科の植物です。果実を半分に切ってみると、似たような形をしています。実は果実、種子など植物の成り立ちから様々な共通点が見つかります。普段は何気なく食べている果物にも秘密がいっぱい。自分の舌や目で果物を体感しよう。
◇お客様の声
・メジャーな果物は全部バラ科だと知りました。
・虫メガネで見たり、種の話がすごいと思った。
・植物と科学の関係性を感じた。
・いろいろな果物の説明が受けられて良かった。
弘進ゴム株式会社 「すべらないを体感しよう!」
ゴム長靴の裏をよく見てみるといろいろな形をしています。実は、使う人やお仕事に合わせて、それぞれの環境や機能に適応できるよう工夫されているんです。実際に様々なゴム長靴を履いて、坂道や油まみれの場所など様々な環境を歩き、靴裏の違いを比べてみよう。
◇お客様の声
・ゴムは同じで形を変えるだけで滑らないのはすごい発見だ。
・ステンレスの上のサラダ油の上でも滑らない。素晴らしい!
・違いがはっきりして面白かった。
・車のタイヤに活かして事故を減らして欲しい。
会場巻き込み型ブース | 開発プロセス型ブース | 事業プロセス型ブース | 要素ピックアップ型ブース |
ホワイトボードや図表を用いて、データや意見などを会場のお客様と共有していきます。外から見た時に、とても参加がしやすく、さらには経過状況を見に何度も足を運んでくれる。 | 普段は見ることのない商品の裏側や改善点などの開発段階を知ることが出来る。試作品などとの比較により、企業の工夫や苦労が分かり、お客様の製品への理解・愛着が増す。 | 企業の活動範囲が広くなるとお客様から全体像が見えにくくなることがある。事業の成り立ちや必然性、発展性などに焦点を当てることで、企業全体の活動が把握でき、理解が深まる。 | 企業の主だった製品や活動に特化して、様々な実験や体験することでより深く理解できる。シンプルで本質的な企業の取組みを中心にすることで、お客様に分かりやすく説明できる。 |