VisualC++ を使った OpenGL 入門
【0日目】はじめに
natural science カレッジ「コンピュータ・シミュレーション講座」では、
身近な物理現象をシミュレートするために、VisualC++ と OpenGL を利用してコンピュータ上に仮想実験場をつくるところからはじめます。
VisualC++ とは、マイクロソフト社製のC、C++、C++/CLI用統合開発環境 で、WINDOES上で作動するソフトウェアなどを開発することができます。
また、OpenGL とは Silicon Graphics社が中心となって開発された、3次元グラフィックス処理を行なうためのプログラムインターフェイスのことで、無料で利用することができます。
C++言語、OpenGL はOSに依らず、WINDOWS 特有の命令文を利用しなければ、様々な環境で実行することができます。
本講座では、VisualC++ の無料版の「Visual C++ 2008 Express Edition」を利用して C++言語を記述し、プログラムを実行し、物理量を計算して、その結果を OpenGL を利用してディスプレイに描画します。
VisualC++ や OpenGL はとても奥の深いツールなので深入りは危険です(といっても興味のある方はもちろんその限りではありませんが)。仮想実験場の構築に必要十分な機能を中心に習得することを目指します。
何となくわかったところで、さっそく仮想実験場の構築を行なっていきましょう。
参考
■Microsoft Visual C++(ウィキペディア(Wikipedia))
■OpenGL(ウィキペディア(Wikipedia))
Visual C++ 2008 Express Edition
Visual C++ 2008 Express Edition のダウンロード
【目次】 (VisualC++ を使った OpenGL 入門)
- 【参考文献リスト】
- ■ 【0日目】はじめに ・ (0.1日目)OpenGL と Visual C++ 2008 Express Edition の準備
- ■ 【1日目】 世界の始まり ・(1.1日目)OpenGL の基本形
- ■ 【2日目】 地平線 ・ (2.1日目)視点の設定
- ■ 【3日目】 創造物
- ■ 【4日目】 光源
- ■ 【5日目】 視点
- ■ 【6日目】 記憶
- ■ 【7日目】 キーボード入力
- ■ 【8日目】 影
- ■ 【9日目】 文字
- ■ 【10日目】 回転
未分類
- ・ Windows7 OpenGL freeglut のインストール
- ・ OpenGLで霧を表現
- ・ 光源のパラメータ設定1
- ・ 光源のパラメータ設定2
- ・ 光源のパラメータ設定3
- ・ 平面に光をあてるときの注意点
- ・ 波動方程式のテスト
- ・ OpenGLで霧を表現
- ・ OpenGLのカラーサンプル(teapots.c)
- ・ 直方体を回転させよう!