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【2010.01.15】
毎回の授業構成とブレッドボードの活用

文責:八重樫 和之 (2010年1月15日) カテゴリ:natural science Laboratory(14)

参加者:佐瀬、八重樫

毎回の授業構成

先週の土曜日に、n.s.カレッジのカリキュラムと小学生、中学生、高校生の成長段階との対応を議論した。 今日は、小学校低学年、高学年に対して主とすることと、具体的に毎回行っていくものづくり講座の授業構成について議論した。 小学校低学年では「触れてみよう」を重視し、簡単な実験を積み重ねて暗黙知をの獲得を目指す。 高学年の段階では、「作ってみよう」製作を通じて基礎的な知識や汎用的な技術の獲得を目指す。 今まで、ものづくり講座は120分間、ほぼ製作に時間を費やしていた。しかし、生徒の集中力や進度の関係などの問題も出てくる。 そこで、ここ2週間の授業では、授業冒頭で「モーターを動かそう」のような、簡単な実験を行った。 実際、生徒の反応を見ると、モーターを見たことはあるが、回し方が分からなかったり、電池のつなぎ方(直列・並列つなぎ)の違いに気づかなかったりしていた。 よって、授業冒頭で簡単な実験を取り入れた以下のような流れを考えた。

流れ

  • 1.試してみよう(簡単な実験・器具の使用法):10~20分
  • 2.製作(これまでどおりの内容):90分~100分
  • 3.片付け:10分

書いてしまうと当たり前のようであるが、毎回講座の開始時に、直接製作に関係ない内容であっても小さな実験を繰り返すことで暗黙知や汎用的な技術の獲得の助けになるだろう。 ブレッドボードやテスターの使い方など、カリキュラム全体を通して必要な技術も織りまぜていく。

ブレッドボードの利用

ハードウェア製作の中で最も大変になるのが、トラブルシューティングである。 特に応用編では2~4つの基板をつなぎあわせてマイコンカーを製作するため、不具合が出た際に問題の切り分けが困難となる。 また、動かないと回路の仕組み自体を理解することも困難である。さらに、はんだづけで製作するため、ひとつの回路の製作で1回の授業が終わってしまう。 そこで、プログラミングで回路を動かす際、ブレッドボードを用いて簡単な動作チェックを取り入れていきたい。 生徒がブレッドボード上で回路を組み立て、動作チェックをし、機能が確認できた後にはんだ付けを行う。 具体的にはマイコンカーのマイコンを載せるマザーボードをブレッドボードで作り、事前に製作したモータードライバ回路を用いてモーターを制御する実験を取り入れようと思う。

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