「科学・技術の地産地消モデル」構築による、持続可能な学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティの形成
学都「仙台・宮城」サイエンスコミュニティは、学都「仙台・宮城」の地域特性とポテンシャルを活かし、この地で生まれた科学や技術の"結果"だけでなく"プロセス"が、"実感"を伴って地域に還元される循環、名付けて、「科学・技術の地産地消」モデルを構築することで、知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造に資する持続可能なコミュニティ形成を目指します。科学・技術の地産地消モデルは、科学・技術の地産地消の「土壌づくり」と「レストラン」の両輪で構成されます。このたび本提案が、独立行政法人科学技術振興機構(JST)科学技術コミュニケーション推進事業「ネットワーク形成地域型」平成25年度新規企画に採択されました(提案機関:宮城県、運営機関:NPO法人 natural science)。以下の計画を、3ヵ年度JSTからの支援を受けながら推進していきます。
■科学・技術の地産地消の「土壌づくり」
科学の"結果"だけでなく"プロセス"を子どもから大人まで五感で体験できる『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』を核にして、地域に眠るリソースの可視化ならびに各主体間の相互理解を促し、地域リソースを各主体が活用し合えるネットワークを形成・拡大していきます。支援期間終了後には、連携体制を拡大・深化させ、手弁当モデルによる継続的運営の確立を目指します。
■科学・技術の地産地消の「レストラン」
科学への興味喚起のみにとどまらず、体系的な理解と科学的思考力の育成を目的とした科学講座プログラム群の開発・実施を行う「レストラン」運営を、「土壌づくり」で形成されたネットワークを活用し、地域リソースとリンクさせながら展開していきます。支援期間終了後には、受益者負担モデルによる自立運営まで成長させることを目標とします。
科学・技術の地産地消の「土壌づくり」と「レストラン」を両輪で進めることで、学都「仙台・宮城」で日々生まれている科学の"プロセス"が、科学技術立国日本の将来を担う人材育成につながる"実感"を共有化できる、持続可能なコミュニティ形成を目指します。