「魚はどうやって、前にすすむのか?」(第4回「海の教室」)
魚は水の中をスイスイまっすぐ進んでいきます。
水の中では、力がどういった向きにかかっているのかがわかりにくいので、
ある間隔で並んだ釘の中で魚を泳がせます。
力のベクトルの分解
それぞれの釘に対し、作用反作用の法則をあてはめます。
次にそれぞれの釘にかかる力をx方向とy方向のベクトルに分解します。
力のベクトルの合成
x方向とy方向の力のベクトルを足し合わせると、頭の方向に力のベクトルが残ります。作用反作用の法則をあてはめ、力のベクトルを分解し、最後に合成することで、魚が前に進むことを解明できます。
実は水に対する作用反作用の法則のみでは、魚は前に進めません。
頭と尻尾という構造で前後の対称性を破っているからこそ、魚は前に進みます。
FIELD AND NETWORKではさらに、それぞれの生き物が左右対称性を破っている
幾何学的、力学的な構造を明らかにします。