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風力発電の面白いところ

文責:林 叔克 (2008年3月16日) カテゴリ:科学教育(7)

鉛直方向に対し、プロペラの羽根の角度を15度から、15度刻みで75度まで変化させた。
風は扇風機を使って、水平方向に進行させた。

図に見られる通り、風速を3mから2.6mにかえても、発電力は、プロペラの羽根の角度が30度の時に最大値となった。
羽根の傾きの角度に対して、なぜ、鉛直方向を基準に30度のところにピークがでるのか?
左右反作用を考えると、45度のときに、力のモーメントが最大になると思われる。

ここで、羽根が回転するという事実を考えると、羽根の裏側が、回転によって空気から、力をうける。
この羽根の裏側からの力が回転方向と反対に働くので、45度よりもちいさな角度で発電量が最大になるのではないか?

さらに風の強弱に関わらず、30度の所にピークがでているのが、不思議である。


今後の課題

空気の抵抗と粘性を考える。流体の中で、プロペラがまわるイメージから考察する。 力のモーメントの運動方程式、空気の粘性を考えたモデルを考える。



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