オペアンプによる制御回路
研究の背景
現代のロボットの進歩はめまぐるしい。2足で歩き、ダンスを踊れば、ボールも蹴る。火星では科学調査をする。いったい、ロボットはどうなっているのか。つくるのに必要な知識や技術を、実際に手を動かして習得したい。 今回の実験では、各種センサの増幅回路に必須となるオペアンプの特性を、基本的な回路をつくって調べていく。
実験1 反転増幅回路
原理
方法
1. 図2の回路をブレッドボードで作る。回路の1.5V、9Vは電池を使う。オペアンプはNJM4565d。
2. A点、GND間の電圧(Vi)をテスターで測定しながら、可変抵抗を調節してVi=0.01[V]をつくる。
3. Ri、Roを変えてVoを測定し、表に記録する。
結果
気づいたこと
増幅率の結果はおよそ理論値通りだったが、抵抗の組み合わせによってずれが生じることがあった。また、表2に示したように全く意図しない出力をすることがあった。
つまづいたこと
オペアンプの回路をつくる過程でつまづいた点をまとめる。
・オペアンプの電源電圧のかけ方
オペアンプによって電源電圧のかけ方が決められている。単一電源(一方をGNDにつなげる)でよいものもあれば、両電源(-をGNDよりも低くなるように電圧をかける)もあった。
・入力電圧の操作
電池を直接、入力電圧につかうと小さい電圧をかけることができない。そこで可変抵抗を使って分圧して電圧をかけた。可変抵抗の値を調節するだけで、電圧を変化できるので手間がかからない。
今回の反省とこれからの実験
理想通りの結果にならない値がでたが、どんな要因で誤差が生じたのか説明できなかった。これからの実験で、オペアンプ単体の性質を調べつつ、回路を作っていこうと思う。