自分らしさ~天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず~
最近、1つ1つを言語化できるくらいしっかりと認識するよう気をつけている。
そうすることで人に対する「過大評価」が少なくなった。そして、
社会の中で自分が出来ること、出来ないことを判断できるようになった。
似ている、つまり同じでない部分がある。その違いこそが「自分らしさ」。
優れた人を見ると、全部がすごく見えてきて雲の上の存在に見えてしまう。
事業がすごいと自分には出来そうにないなと考えてしまう。そんな昔の自分。
でも最近、すごい部分はどこかって意識したら自分でも戦える領域があるぞ。
って考えられるようになりました。きっかけは藤原和博氏の講演でした。
確かに言葉の創造、定義、位置付けの能力はすごい。けれど、地域づくりの
やり方は東京モデルであり、仙台、八戸では別のやり方が必ずあるはず。
今の学生に根本的にかける「自分の意思」。就活をイメージして欲しい。
優れた人に出会ったとき、平伏して萎縮すると何も出来なくなってしまう。
まして自分と考えが似ていて良かったと楽観視しているやつも何も出来ない。
その人がすごいだけで、決して自分の身になっているわけで無いのだから、
次に1歩踏み出せるわけも無い。「ああいう社会人になりたい」という漠然と
した一言で閉じ込め、本質を考えようとしない。
大切なのは縮こまらず、反り返らず、共感する部分を1点に抑えること。
そこから相手との差異を認識する。ダメな部分を見つけてもいい。
どこからどこまでが自分の認識なのかをはっきりと言語化すること。
似ていることはあっても全く同じことはなくて、その差が自分らしさ。
自分が戦える部分を探し続ける。じゃなきゃ社会に飼われてしまう。
~天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず~
賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由って出来るものなり。
明治時代が学問によって差が出来たなら、現代は”認識”によって
差が生まれるかもしれない。自分らしさが求められる時代はすぐそこだ。