【2008.07.23】
ハードウェアをつくろう2
今日の目的
前回ははんだ付け技術の習得から始まり電気回路作りの基礎動作を学びました。そこで今回はいよいよデジタル電光掲示板のハードウェア部分を製作します。しかし、前回の回路とは異なりただ部品をつけるだけではうまくいきません。なぜなら電光掲示板では回路のスペースが限られているからです。そこで、ただ部品を繋ぐのではなくできるだけ無駄のない回路作りを意識した回路の製作をマスターします。
授業構成と授業の様子
まずは前回の復習を兼ねてはんだ付けの競争を行います。前回のはんだ付け練習や回路作りを経て、生徒全員が大幅にタイムを縮めることができました。
そしていよいよデジタル電光掲示板作成に移ります。電源部分、マイコン部分、掲示板部分の役割の説明、新たに使う部品の説明後、電源部分の製作に入ります。具体的にはスイッチを入れるとLEDが光り、主電源が入っていることを確認する回路の製作です。原理自体は前回のLEDを光らせる回路とほとんど変わりません。しかし、今回は難易度が上がります。前回であれば基板すべてを自由に使えたため比較的簡単に作成できました。これに対し、今回は限られた範囲(10×10マス)内でつくらなければ他の部品を取り付けることができません。そこで、生徒は今回も回路を作り、ミスがあれば互いに相談し、見つけ修正を行いました。
このような流れで今回の授業では、デジタル電光掲示板の電源部分の完成とマイコン部分の電源供給部を作りました。
次回の講義
次回は残りのマイコン部分、掲示板部分を作りハードウェアの完成を目指します。そして、動作チェックを兼ねてプログラミングを行いソフトウェアの基礎知識やプログラミング技術を学びます。