科学者と社会 ~いかに研究の場をつくるか~
「科学者として、いかに社会に生きるか」という問いかけからはじまった。研究成果を出すのは、もちろんのこと、科学のプロセスを価値として、社会に提供することを考えてきた。 既存の枠組みにとらわれない、個人のモーチベーションがみえる研究の場をいかにつくるか、「学会へいこう!」プロジェクトの第2期目をはじめるにあたって、考察した。 左図は、科学のプロセスをSOCAマトリックスを用いて、展開したものである。主観かつ抽象の領域にある、根源的な問いかけが、いかに個人のモーチベーションから、発揮されるか、しかし、この領域は他人と共有し得ない領域である。共有できると思った瞬間、この領域は、客観かつ具体の領域に落ちてしまう。 言語かできるか、できないか、その境界線上での試行錯誤が研究の場に結果、生まれるには、「なにをどうしたらいいのか」以下に考察した。
研究の場をつくる
・現状認識からくる外部要因から始まったものでは、ないので、外部要因を駆動力にしない
・駆動力は、個人のモーチベーション、「なにがどうだったら、おもしろいか?」にある
・「なにがどうだったら、おもしろいか?」の方向性が、自然現象に対してあると同時に、こういった研究の場をつくるという社会現象にもある
・SOCAマトリックスは逆回転させない
・現状認識を対象化した後は、抽出はそれぞれが行う
・学会へ行こう!は、個人の「科学者がいかに社会で生きていくか」という意識から始まっている
・授業よりも面白そう、など外部要因との比較による駆動力は、半年しかもたない
・考える機会があって、スキルがみについた、で終わる
×内部要因が問題となるような前提の作り方はどうのようにしたらいいのか
・科学者のスタンスがにじみ出ること
・一定の科学者像を価値として売ること
・個人はあくまで、科学者像との対比に位置する
・枠組みがないからといって、科学の言葉で枠組みをつくらない
・枠組みは、科学の必然性からくるのではない。
・科学、そのものは外部要因である
・要因の認識と、それを原因とするかの判断
・そして、原因と結果のシンプルな因果関係の構築
研究を自分でとらえること
・自分が「なぜ、それをやっているのか」
・自分が「なにを言わされていて、なにを自分で言っているのか」
・自分が「なにをやらされていて、なにを自分でやっっているのか」
・のラインを明確にする。
・「自分の興味で・・・」と言わされていて、その人が「自分は、自分の興味から、話せる」スキルが身についている思っていれば、
・すべてが、具体かつ客観の世界に落ちる
・言語かできるか、できないか、その境界線上での試行錯誤がうまれる場をつくる
科学が、科学をするスキルにおちる
研究の場をつくる