【2008.08.19】
電子回路作成実践3
今日の目的
モーターで動くロボットの制御回路はマイコンを動かす回路とモーターを動かす回路で構成されます。
今回はマイコンを動かす回路を完成させることが目標です。回路作成の中でも特に、テスターなどをつかってトラブルシューティングを実践で試していきます。
授業構成と授業の様子
見本回路や部品配置図をみて、マイコンを動かす回路をつくっていきます。それぞれのペースで部品を半田づけし、配線をします。
マイコンを動かす回路の完成は次のふたつの項目を満たしていることが条件です。
①スイッチをONにすると、LEDが光る。
電源安定回路が正常に動いていれば、5Vの安定した電圧が得られます。直列につないだLEDと抵抗にに5Vがかかるようにして、電源確認のLEDをつくります。スイッチをONにして、LEDが光れば、電源安定化回路がきちんと電圧をつくっていることになります。LEDが光ったら、テスターで5Vの電源ができたことを確認します。
②マイコンの出力ピンにつけたLEDがプログラム通りに点灯する。
マイコンへの配線が一つでもまちがっていれば、マイコンは動きません。あらかじめ指定したピンにつなげたLEDが点滅するプログラムを書き込んだマイコンをつけて、プログラム通りに動けば完成です。
やはり配線が終わっても、なかなか予想通りに動きませんでした。そこで、見本の回路と見比べてみたり、テスターできちんと通電しているかを確かめたりしてどこが間違っているのか探してみると、小さなミスが見つかってきました。今回は、導線がうまくつながっていなかったことと部品をひとつつけ忘れたことなどの原因が見つかりました。
次回の講義
それぞれのペースでつくっていきます。マイコンを動かす回路が完成したら、モーターを動かす回路を作成してマイコンとつなぎ、プログラムでモーターを動かしてみます。