点滅する物体の錯視
錯覚のvi
きっかけ
閃光遅延効果という錯覚を知った。 それに関するwebサイト(http://www.michaelbach.de/ot/mot_flashlag1/)にある動画に 触発され、つくってみた。viの説明
実行すると、白い丸が動き始め、4か所にある塗りつぶしなしの 円の中に入っているときのみ、白い丸の中心に赤い丸が表示される。 ピクチャの上にあるメーターで、白い丸の速さを調整できる。
4つの地点で赤丸が出現
白丸は一定の速さで運動
錯覚の内容
ゆっくりのときは、赤い丸は動く白い丸の中心に収まっている。 しかし、速くなると赤が白よりも遅れて見える。
原因の考察
仮説1:色によって感覚情報を処理する時間が異なる
白よりも赤のほうが近くされるまでに時間がかかると仮定すると、
速くなるほど、遅れが大きくなる。
仮説2:予測可能な物体の運動は予測で補うため処理時間が少ない
白は常に等速で同じ軌道を運動している。
そのため、感覚情報の処理にかかる時間を予測によって補足し、
ほぼリアルタイムの物体の様子を見ることができる。
一方で、赤は断続的に出現するため、出現するたびに感覚情報を更新する必要がある。
感覚情報の処理には時間がかかるのでそれだけ遅れて知覚される。
こちらも、速くなるほど、遅れが大きくなる。
仮説3:赤丸の描画が遅れている
可能性は否めない。