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学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 2009
出展団体募集のご案内

学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 開催趣旨

 近年、わが国の科学技術研究及び産業競争力の強化を実現する「科学技術創造立国」の基盤を揺るがす深刻な問題として、子どもたちの「理科離れ」が叫ばれています。「理科離れ」は単に「個人的に理科が嫌い」であるという問題ではなく、理科を学ぶ過程で本来養われるはずの「知的好奇心」や「論理的思考力」などの低下を意味しています。その結果として、文理問わず高等教育を理解できない学生が増大し、大学教育の質の維持が著しく困難に陥っているというかたちで問題は顕在化しており、もはや「理科離れ」問題は、国民全体による知の問題、すなわち社会的リスクであると捉えられています。

 これらの社会的背景に、社会の細分化・複雑化に伴い、個々は専門家に任せ、表面だけを利用するブラックボックス化が進んだことがあります。その結果、わたしたちは効率性と引き換えに、本来そこにあるはずの自己と対象との関係性を実感することが困難な状況に陥っています。しなしながら本来、自己と対象との関係性の集積が、すなわち社会です。この自己と対象との関係性が見えない危機こそが、個人・地域社会・国レベルでの問題の本質的な原因とnatural science では捉え、そこから解決策を見出していきます。

 自己と対象との関係性を最も実感しやすい範囲として、natural science は社会の中でも特に" 地域" に着目します。自分が社会に与えている影響と、自分が社会から受けている影響を実感できることで、人は自らの社会的存在意義を自覚し、主体的に活動することが出来ます。このようなひとりひとりの内発的モチベーションによる主体的なアクティビティーが、地域をつくり、そして社会全体をつくるドライビングフォースとなります。つまり" 地域" こそが、社会をつくる基盤であると同時に、社会全体をつくる原動力として、大きな可能性を秘めているのです。

 そもそも「科学」の本質は、観察からはじまります。対象に直接触れ、自分の目で見て、自己と対象との関係性を五感で感じることなしに、知的好奇心・論理的思考力が養われることはありません。「科学」と言うと「科学は専門家だけが知っていればいい」と自己と科学との関係性を認識しようとしない風潮や、または成果ばかりが注目されがちですが、そこに至るまでのプロセスにこそ、知的好奇心や論理的思考力をはじめとする、科学的なものの見方・考え方、すなわち自己と対象との関係性を構築する姿勢が隠されています。

 natural science は「科学」を切り口に、自己と対象との関係性の可視化・再構築の場として機能することを「科学で地域づくり」と位置づけ、2009 年は地域の科学を可視化する場として【学都「仙台・宮城」Scienceday(サイエンス・デイ)】を開催します。また今夏開催される地域の科学系イベントを可視化する【学都「仙台・宮城」ScienceMAP(サイエンス・マップ)】を情報源として発信します。大人も子どもも、普段科学に触れている人も触れていない人も、"「科学」って、そもそもなんだろう? "を五感で感じて頂ければと思います。


学都「仙台・宮城」サイエンス・デイとは?

学都「仙台・宮城」サイエンス・デイとは、「科学って、そもそもなんだろう?」を、五感で体感・体験できる1日です。 科学というと、'完成された客観的なもの'というイメージが先行しがちですが、そこに至るまでのプロセスには、多種多様なものの見方・ 考え方が隠されています。そこで学都「仙台・宮城」サイエンス・デイでは、地域の科学・技術を五感で体感・体験できる企業・研究機関 の出展ブースや、口頭発表だけでなく研究プロセス体験ブース出展も併せて研究成果として位置づけるニュータイプの学会を開催します。 また、今夏開催される地域の科学系イベントを一元的に可視化した、学都「仙台・宮城」サイエンス・マップで、地域を盛り上げていきます。 子どもも大人も、普段科学に触れている人もそうでない人も、「科学って、そもそもなんだろう?」を五感で感じられる日になればと思います。

企業・研究機関、学校関係者の方へ

別紙の開催趣旨に賛同し、学都「仙台・宮城」サイエンス・デイに出展・参加する企業・研究機関、学校関係者の方を広く募集します。 参加方法には、サイエンス・デイ(イベント)に出展する方法と、サイエンス・マップ(情報)に情報を登録する方法の2種類があります。 広報活動は学都「仙台・宮城」サイエンス・デイとして一元的に展開し、地域の小学校・中学校・高校などに広く告知します。

2008年の企業・研究機関出展ブースの様子(7月、東北大学片平さくらホールにて開催)

研究の成果発表に留まらず、研究プロセスを五感で体験できる場(2008年の様子)

「ゾウの時間 ネズミの時間」著者・本川達雄教授による基調講演(2008年の様子)

◎ 企業・研究機関による出展ブース(東北大学本会場にて)

製品説明や成果発表のみに留まらず、「科学って、そもそもなんだろう?」を五感で体感・体験できるブースが一堂に集う【地域の科学・技術】空間です。
2008年出展者:株式会社仙台測器社、日本ナショナルインスツルメンツ株式会社、株式会社マグファイン、宮城県産業技術総合センター、塩釜市団地水産加工業協同組合、株式会社ミウラセンサー研究所、ソートR&D株式会社、ジーイーエス株式会社、森民酒造本家、自家焙煎珈琲店「珈巣多夢」、自家焙煎珈琲喫茶「ひこ」、森民酒造本家宮城県産業人材雇用対策課、株式会社デュナミス、宮城県農業・園芸総合研究所、 JAXA宇宙航空研究開発機構先端技術センター、弘進ゴム 株式会社(敬称略・順不同)

◎ natural science 学会(東北大学本会場にて)

研究成果の発表(口頭)のみに留まらず、研究プロセスを五感で体験できるブースも併せて展示する専門領域の枠にとらわれないニュータイプの学会です。
対象:高校生、理科教員、大学生、若手研究者(国内・海外)、企業や研究機関の方々など、 普段研究活動などを行っている方。

◎ n-1グランプリ(東北大学本会場にて)

小中学生向けものづくり講座で基礎を学んだ後、その成果を競技形式で競う大会です。
対象:小学生(1~6年生)や中学生が中心の大会ですが、大人の参加も歓迎します。

◎ 学都「仙台・宮城」サイエンス・マップ

様々な文化・文教施設や学術機関が集まる仙台・宮城では、各地で様々な科学関連イベントが開催されています。2009 年7 ~8月、各地で繰り広げられる科学関連イベントを一元的に可視化した、学都「仙台・宮城」サイエンス・マップによって、学都「仙台・宮城」を盛り上げていきます。

学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 全体の流れ

※【学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 2009】の詳細についてはこちらをご覧ください

学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 開催概要(予定)

● 名 称学都「仙台・宮城」Scienceday(サイエンス・デイ)2009
● 会 期2009年7月5日(日)予定  ※ 第二候補日:7月12日(日)
● 会 場東北大学(本会場)、その他会場登録募集中
● 対 象 【参加者】子どもから大人までどなたでも。普段科学に触れていない方も歓迎。
【出展者】企業、研究機関、教育関係者など30団体程度
【natural sicnece 学会発表者】高校生、理科教員、大学生、研究者・技術者など15団体・個人程度
● 費 用 【参加者】参加費無料
【出展者・natural sicnece学会発表者】実費自己負担
● 主 催特定非営利活動法人 natural science ※共催団体募集中
● 問 合 ※出展・同時開催などに興味のある方は、お気軽にご連絡ください。
特定非営利活動法人 natural science 事務局 大草芳江(広報担当)
〒980-0023 仙台市青葉区北目町4-7 HSGビル3階 Five Bridge 内
Tel.022-721-2035
URL http://www.natural-science.or.jp/
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学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2009 (2009.07.05)







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