物体の衝突から、気体分子の運動
文責:林 叔克 (2009年1月23日)
カテゴリ:応用講座(7)
「そもそも、なんでだろう?」日常的に当たり前に思っていることを、立ち止まってしっかり考えることが大事である。 自然現象の中から本質的な要素を切り出し、因果関係を見つける。 この科学のプロセスの中で、物理や数学の体系が再構築されていく。 本応用講座では、自分が一度、学んだ個別の事実の羅列を、科学のプロセスの中で再構築することが大事である。
応用講座では毎週、それぞれの受講生が行っているシミュレーションの構築を発表している。 今回は「そもそも、衝突とはなにか?」の発表が行われた。 衝突の定義から始まり、運動量の定義、保存則の導出と、話し方の流れと個々の要素の導入がなめらかなところがよかった。
物体の衝突から始まり、今後は気体分子運動として、圧力の計算を行う。 ボールの運動から始まり、いつしか、ミクロな気体分子の運動になり、そしてまた、マクロな圧力が計算できる。