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コンピュータサイエンス反省1

文責:田村 友里恵 (2009年3月12日) カテゴリ:田村 友里恵(6)

コンピュータサイエンス(基礎講座-二回目-)反省

コンピュータサイエンスの授業を二回行って、現状と、反省。

現状

現在の授業の形式としてまず最初に、その日に行うシミュレーションで必要となる物理の基礎(と言っても速さや加速度)がそもそもどういうことだったかを自分が話をする。
その後実際にコンピュータでシミュレーションしてもらう。シミュレーションは課題と応用問題の二つで、課題は必ず完成してほしいもので、応用問題は課題が終わったら解いてもらうものとした。
現在のよくない状況は、
①高校生に活気がない
②応用問題を解きたくなさそう
という二点である。
ちなみに、現在来ている高校生は「なんとなく面白そう」と、パソコン系に興味がある人たちである。

反省

今回の反省は、上記の「現在のよくない状況」の二点を自分以外のせいにしたことである。
考えてみれば、自分の授業はつまらない授業の典型である。
自分が授業の最初に、「何がどう面白い」と言ったところで、それはただ自分が思っているであり、高校生もそう思うわけではない。
高校生にとって、授業内容が楽しさを実感するよりも、作業をこなすと感じていたとしても、まったく不思議ではない。
自分が何がどう面白いと考えるのと、授業をどうしたら高校生が面白いと感じるかは全く別のことであり、自分は高校生が面白いと思えるような授業内容を考えてはいなかった。

改善したい点

授業の中でこれから改善したい点は、授業を受ける人が、直感で「そういえば、なんでだろう」とおもえるようにするということである。 例えば、同じような大きさの、同じような色のボールが同じような速さでぶつかって、その跳ね返り方を見たときに、跳ね返った後の速さが遅くなれば、そのボールは重そうだと感じ、跳ね返った後のボールの速さが速くなればこのボールは軽そうだと感じる。 眼でみているだけなのに、なぜか重さを感じるというのはなんだか面白い。 なぜ重さを感じるのかということから、ボールがぶつかって跳ね返るという当たり前の現象にどのような原理があるのかを知っていく、生徒が不思議であると思えるところから始めたい。



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