この時代に,前提をどのようにつくるか。
社会のヒエラルキーが強いほど、既存の枠組みがきついほど、 具体かつ客観の領域で、「~ために、~する」という文法で、 行動することが、要求されるほど、 「自分には、自由がある」と思うための自己合理化のループがつくられる。 このループは「~ために、~する」という文法をループ状につなぐことで、 形成される。
自己合理化のループをつくったとき、次は、それ自体を守ることが目的になる。 その瞬間、中心部分の自我がメルトダウンする。
- 1.自己の内部状態は、シンプルにする。
- 2.何を前提に、何を言うのか。
- 3.言う内容、そのものが問題なのではなく、自分がそれを言う前提にあるのかどうか。
- 4.思考を文章によって、明言化する。
20歳を超えると、社会の前提にのることが必要になる。あるいは、自分で前提をつくるか。 個人の関係に落として、「わかってあげる、わかってもらう。」という関係に落とすことで、 自己合理化のループを調節し、自分に都合のよい最適な解にもってこようとうする。 そこで、場という前提が必要になる。 個人を越えた、場の前提を議論することで、個人の言いわけを聞かなくていい、前提をつくることができる。 そして、場の前提によって、はじめて「つくる」前提が生まれる。 場の前提を自分でつくることが必要である。 そして自然人を超えた、法人という場がつくられる。