LabVIEWを用いた女王からワーカーの距離の定量化プログラム
トゲオオハリアリの女王の回りにはワーカーが囲んでいることが多い。 社会性昆虫において女王の周りにワーカーが囲むことは良く見られる現象である。 ミツバチの場合も女王をワーカーが囲んでいる。このような近接したワーカーをロイヤルコートと呼ぶ。 さらに、ロイヤルコートは形成と崩壊を繰り返す。図1のように女王のまわりにワーカーがあまりいない場合、図2のようにワーカーが女王を取り囲む場合がある。 本研究題材であるトゲオオハリアリの場合、現在我々はロイヤルコートが女王のパトロール行動の手助けとなっているのではないかと考えている。しかし、女王の周りのワーカーの定量化を行うのが必要である。 そこで、今回は女王を中心とした場合、ワーカーが女王からどれだけの距離に分布しているかカウントするプログラムを作成した。そして、8分地点、10分地点でそれぞれワーカーの分布をカウントしたものが図3である。 今後は、ロイヤルコートの形成・崩壊がわかるようなサンプリングの頻度を考え、その頻度に応じて実験を行う。
マウスの座標から距離を測定するvi(92.5KB)royal_coat.vi