今後の研究方針の箇条書き
研究背景について
- ・社会性昆虫は繁殖する個体と繁殖しない個体が共同して生活をしている
- ・社会性昆虫の行動は利己的行動と利他的行動の二つに分類することができる
- ・利己的行動は自己のコピーを優先的に残すための行動である
- ・利他的行動は自己のコピーを残すよりも、仲間の繁栄を援助する行為である
- ・生物は進化することにより多様化してきた
- ・多様化した個体が、自然淘汰の結果として自然環境に適応できた種が残る
- ・生物にはある環境の中で生きるという問題が存在する
- ・同じ種の生物であっても形質・行動は個々に異なる
- ・変わりゆく自然の中で、種として繁栄できた種の形質・行動が残る
- ・繁栄はエサの確保、捕食者の有無などの要因に起因する
実験・シミュレーションについて
- ・女王アリの行動則について、以前は考慮していない点があった
- ・女王アリはランダムに移動するのではなく、ワーカー群の中でパトロールすることがほとんど(図参照)
- ・実験から、パトロール効率を高めるアルゴリズムを考えシミュレーションを行う