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ns学会での質問と反省

文責:田村 友里恵 (2009年7月 8日) カテゴリ:田村 友里恵(6)

質疑応答と回答と反省と

まず、質問は、

人間は何か学習行動をした後に、眠ったり、眠らなくとも休んだりした後にまた同じ学習行動をすると、休む前よりも、後の方が学習効率が良くなるという実験結果があるのですが、その点はいかがですか。
(→寝たり休んだりしている間に、脳が出来事を高速で繰り返(リプレイ)している。例えば、実験している間に100のニューロンが発火、活動したとすると、休んでいる間に、それら100のニューロンが、実際に実験していた間の時間の25倍のスピードで発火する(*ニューロンの数は適当))。

でした。
それに対して、自分は、

正確さと精度は一年くらい実験し続けると多少良くなるものの、それほど正確さや精度が劇的に良くなることはない。

という回答をした。
反省は、

まず、質問の意図を自分が全く理解していないこと。
実験のデータが正確にとれているのかを疑われたのかと思ってしまった。そんなばかな・・・と思うけれども、本当にそう思っていた。

これは全く筋違い。。。
やってしまった。


人間の運動制御においていま、二種類、反応と予測とがあることが実験からいえている。
それで、実験では被験者に等速で動く物体を追いかけ、できるだけ正確に合わせるという、わりと簡単な運動制御をしてもらっている。
これで、何度か実験しても正確さ、精度が良くならないのはなぜなのか・・・??
と考えると、それは当たり前だけれど、反応と予測というこの二つの運動制御を人間が日々行っているからだ。

実験条件のターゲットの速さはスポーツを考えれば、わりと速く投げられたボールであっても上手くつかむことができるように、日常生活で目にする速さの範囲内であるといえる。
だから、例えば実験でターゲットの速さをさらに速くした場合(普段の生活で、よっぽど特殊な状態でなければ出会わないような速さ)、それは普段とは違うため、新たに学習しなければ適応できないことになる。そしてその場合には、休むなどをしたあとに同じ実験を行ったならば正確さがよくなると考えられる。
このことについては実験する。

これは、普段考えていたならば絶対に勘違いした回答をしないと思う。
自分がしていることがそれぞれ別の事なのではないのだということを感じた。



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