LabVIEWでボード線図を描く
周波数応答
線形システムでは、正弦波を入力したとき、入力正弦波の周波数によって出力が どのようになるかを明らかにすることで、一般的な入力に対する出力の挙動を考察できる。 周波数応答をグラフ表現する方法として、ベクトル軌跡やボード線図などがある。
周波数伝達関数
システムへの入力x(t)のラプラス変換がx(s)、システムの出力y(t)のラプラス変換がY(s)のとき、
伝達関数G(s)は
G(s)=Y(s)/X(s)
で与えられる。
周波数応答をみるときは、伝達関数のsを複素数jwに置き換えた周波数伝達関数G(jw)
を用いる。
ボード線図
ボード線図はゲイン線図と位相線図からなる。
ゲイン線図は横軸に角周波数w、縦軸にゲイン20log10|G(jw)|をとったグラフ。
位相線図は横軸に角周波数w、縦軸に位相∠G(jw)をとったグラフ。
横軸の周波数はログスケール。
LabVIEWによるシミュレーション
ボード線図をLabVIEWで描いてみた。
一次遅れ要素のボード線図
プログラムはこちら。伝達関数の部分を変更することで さまざまなシステムのボード線図を描けます。 Bode_diagram.llb