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学会反省(生物物理編)

文責:八重樫 和之 (2009年9月28日) カテゴリ:八重樫ブログ(23)

日本物理学会の領域12生物物理。 一見、大半の内容が具体的な生物の話を物理的に議論しているだけのようだが、、発表者のプレゼンの中で生物普遍の原理や本質的な見方が見えたときに議論が発展するようである。 先日自分が発表した際、出てきた質問の内容が生物の習性に関することばかりなのが気にかかっていた。 その後の反芻を経て、発表後2日経って認識した。 そもそも自分が発表したかった意図は「仮説→検証」という大きな研究のプロセスの提示であった。 しかし、発表当日に発表した内容としては仮説+α程度であった。したがって、出てきた質問としては主に生物の習性に関する質問となった。 これに対して、そもそも物理学会で議論したかったことは、そもそも生物を超えたアルゴリズム、見方に対する議論である。

原因として、発表直前に発表内容そのものを進めないとという焦りがよくないと感じた。 日常的な議論やある一定のペースを以って考えるという習慣が足りない。 少なくとも、2週に一回は月曜のセミナーで発表し、一定ペースを明示的につくること。 具体的内容だけでなく、そもそもどんな意味があるのかという抽象的な思考、およびその議論もするようにする。 以上は教育、研究関係なく必要だと感じた。



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