非反転増幅回路の入出力特性の試験
非反転増幅回路について
非反転増幅回路の回路図
上図に非反転増幅回路の回路図を示す。 非反転増幅回路では、入力電圧Vinと出力電圧Voutの関係が 次式で表わされる。
LabVIEWの実験用プログラム
R1=1kΩ、R2=10kΩの場合のVinとVoutの関係を実験して調べる。 LabVIEWを用いて0~1.0Vまでの電圧をVinに出力し、VoutをVinを変える度に測定し、テキストデータとして出力するプログラムを作成した。プログラム→iotest.vi
実行画面
実験条件
抵抗の実測値 R1=0.999kΩ R2=10.02kΩオペアンプへの供給電圧 7.29V
結果と考察
結果を下図に示す。
理論的には増幅率11倍(11.03倍)の出力電圧が得られるはずである。
しかし、出力電圧が供給電圧を超えることはなく、
出力電圧は6Vほどで頭打ちとなった。
Vinが0~0.5Vの範囲ではVoutとVinは比例関係がある
とみられる。
図中の近似曲線は、Vinが0~0.5の範囲のデータを用いて最小二乗法で求めたものである。
直線の傾きから実際の増幅率は11.15と理論値11.03に近い値
となった。
非反転増幅回路の入出力関係