差動増幅回路の入出力試験
差動増幅回路について
差動増幅回路の回路図
上図に差動増幅回路の回路図を示す。 差動増幅回路では、入力電圧Vinと出力電圧Voutの関係が 次式で表わされる。
LabVIEWの実験用プログラム
R1=10kΩ、R2=75kΩの場合のVinとVoutの関係を実験して調べる。 LabVIEWを用いて0~1.0Vまでの電圧をVinに出力し、VoutをVinを変える度に測定し、テキストデータとして出力するプログラムを作成した。プログラム→iotest.vi
実験条件
抵抗の実測値R1=10.01kΩ、10.01kΩ
R2=75.12kΩ、74.9kΩ
オペアンプへの供給電圧 7.30V
結果と考察
結果を下図に示す。
理論的には増幅率7.5の出力電圧が得られるはずである。
出力電圧は6Vほどで頭打ちとなった。
Vinが0~0.75Vの範囲ではVoutとVinは比例関係がある
とみられる。
図中の近似曲線は、Vinが0~0.75の範囲のデータを用いて最小二乗法で求めたものである。
直線の傾きから実際の増幅率は7.5と理論値とほとんど一致した。
差動増幅回路の入出力関係