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1月20日の高校での科学教室の反省点

文責:佐瀬 一弥 (2010年1月22日) カテゴリ:佐瀬日記(33)

昨日榴ヶ岡高校で実施したSPP科学教室の反省を 行った。教室は、対象は高校1年生42人、時間50分であった。
自分の率直に感想としては、あっさりと終わってしまったという印象である。 自分は伝えたいことを話したが、それが 高校生に納得してもらえなかった感じである。 そもそもどうだったら成功といえたのか、などと あれこれ考えていたが、 議論の議題にあげて話し合った結果、 授業実施にあたって実際の問題点が整理された。
今日の議論での結論としては、 高校生がやっていることがどのような意味があるのか わかっていなかったのではないか ということである。
これは、いつもの教室でも心がけていたが、 今回はまったくできていなかったとおもう。
具体的には、50分の時間の中にやることを詰め込みすぎてしまい、 その分、今の作業はどういう意味があるのかを理解し試行錯誤できる ようにできなかった。
構成は、導入10分→実演10分→実習25分→まとめ5分としていた。
導入を10分としたのは失敗であった。 これは、作業が単純な分、その位置づけをあらかじめしっかりしておこう という意図のもと決めた。 しかし、10分の説明は退屈だったようで顔を向けて聞いている生徒は 少数であった。
さらに時間が迫ってきていて、実演は飛ばしぎみで行い、 実習は詳しく用意したプリントを見てもらった。 そのため、試行錯誤でなく作業に落ちてしまった。

この反省をもとに、教室の内容の改善点を議論した。
・要素を絞った試行錯誤の場面を限られた時間の中で作るべき。
→LabVIEWのプログラム作成よりも、LabVIEWで構成したプログラムを準備し、それを使った実験をメインにしたほうがわかりやすい
・導入は端的にすべき
→授業時間を考慮して、伝えたいことは最小限に絞って3分くらいでできないか

次の教室はこの反省を生かして、限られた時間の中で 生徒が自分で考えながら試行錯誤する時間を設定したい。 そして、もともとの教室の目標である、 物理、数学の概念を実感として理解し、 もっと知りたい思えるような教室を実現したい。



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