【2010.1.29】回路の動作確認と部品の役割の理解
体験編は、自動温度制御装置の制作に必要な技術を習得します。これまでPCによる計測、制御の基本を学び、温度センサの実装、出力電力の設計を習得しました。今回は、前回に引き続き、
ヒーター部分とPCの境界のリレー回路を制作します。
今日はリレー回路の完成し、その動作確認や回路の意味の確認を
しました。
動作確認は、LabVIEWでやってきた電圧の入出力を使います。
回路に入力した電圧に応じてリレーのON、OFFが変わることが
確認できました。その確認は、
ON、OFF確認用のLEDと出力端子の導通チェックによっておこないました。
回路や部品の挙動をただしく理解し、それを確認できることは、
論理的なものづくりに不可欠な力です。その力をつけるためにも、
ひとつひとつの回路の役割をしっかりと理解していきましょう。
回路の意味の中で、リレーの近くに接続したダイオードについて
触れました。
これを付ける理由はリレーの中にあるコイルに流れる電流と
生じる磁場の関係にありました。
コイルの電流を止めると一瞬大電流が流れて
トランジスタの破壊の原因になり、
ダイオードはこれを逃がす役割をしていました。
電子回路の中で起きている現象をイメージできると
他のさまざまな場面で応用がきくようになります。
学校で習う物理や数学はあらゆる現象の理解の基礎になります。
今後もきっかけがあるたびに物理や数学も積極的に
取り入れていきたいと思います。
部品の意味に着目