【2010.2.19】
温泉たまご調理実験
体験編は、自動温度制御装置の制作に必要な技術を習得します。 制御の準備が整ったので、
温度が上がっていく様子を測定するための実験を行い、
制御の目的である温泉たまごづくりを行いました。
前回は、温度の上がり方を水の比熱とニクロム線の消費電力から計算しました。
今回は実際にニクロム線に電力を供給した状態で温度を測定し、
その変化をグラフにしました。
この実験の結果、温度は単純に直線的に増加するのではなく、温度が高いほど
勾配がゆるやかになることが確認できました。この理由は次回考えます。
また、この実験で目標である70℃まで温度をあげられることが確認できました。
そこで、さっそく水の温度を70℃に保つように制御して温泉卵をつくる実験を行いました。
温度センサの値を処理してニクロム線のオンオフを決める制御を行い、
70℃を15分保ってたまごを開けてみました。
結果は黄身が固まっていない状態となりました。
どうやらもう少し70℃で保つ時間を延ばした方がいいようです。
次回、この反省をもとに温泉たまごづくりを行い、体験編のまとめとしようと思います。
つくられたたまご
温度制御における温度の挙動