VisualC++ 2010 Express のメモ(intellisense, sdf,ipch)
VisualC++ 2008 ExpressEdission から、VisualC++ 2010 Express に乗り換えた時から困っていることが解消されたので、メモしておきます。
問題点1.インテリセンスが機能しない
インテリセンスとは、VisualC++ に搭載されている入力支援機能のひとつで、メンバ関数やその型などを表示してくれる機能です。 2010では、「C++/CLI」では今のところ動作しないようです。しかしながら「CLI」を使用しないとすることで、インテリセンスを機能させる事ができます。 コンピュータ・シミュレーション講座では、今のところ「CLI」は利用しないので、問題ありません。
「CLI」を使用しない設定
「プロジェクト」→「〇〇のプロパティ」→「構成プロパティ」→「C/C++」→ 「全般」→「共通言語ランタイムサポート」→「共通言語ランタイムサポートを使用しない」を選択
問題点2.やたらとサイズの大きいファイルが生成される
2008から比べて、2010では自動生成されるファイルのサイズが格段に大きくなっているようです(特に sdf,ipch)。 (2008では約5MBだったプロジェクトフォルダが、2010では30MBと約6倍となりました。) どうやら様々なデータベースを作成しているようなのですが、サーバ上で共有する際に非常に邪魔でした。 「オプション」の設定で、とりあえずプロジェクトファイルの外に移動することができるようなので、そのようにします。 プロジェクトフォルダが 30MB → 5MB になりました。
「sdf,ipch」ファイルの保存先を指定する
「ツール」→「オプション」→「テキストエディタ」→「C/C++」→ 「詳細」→「フォールバック位置」→①「常にフォールバック位置を使用」を「True」にする ②「フォールバックの位置」に適当な位置を指定します。
参考ページ
【intellisense】C++/CLIにインテリセンスが必須な理由
【sdf,ipch】Akiのぶらぶら備忘録