日本物理学会 「大学の物理教育」誌 Vo.17-1 掲載論文
文責:大草 芳江 (2012年2月 6日)
カテゴリ:大学の物理教育(2)
(社)日本物理学会 が刊行している「大学の物理教育」誌Vo.17-1(2011年3月)に論文が掲載されました。
「科学で地域づくり」への取り組み
「学都『仙台・宮城』サイエンス・デイ」の実践から
特定非営利活動法人 natural science
大草 芳江
1.はじめに
特定非営利活動法人natural science は,仙台・宮城を拠点に活動する,組織の枠を超えた若手研究者・学生主体のNPO 法人である.「科学で地域づくり」をミッションに,地域資源を活用した科学教育プログラムの開発・実施や,科学イベントの企画・運営などを行っている.著者は,研究者でも学生でもない立場から,これらの活動の企画・運営に携わっている. 本稿では,これらの活動のうち,地域ぐるみで行う一般向け科学イベント「学都『仙台・宮城』サイエンス・デイ」の実践を取り上げて,科学コミュニケーションについて感じていることを中心に述べたいと思う.