トランジスタを用いたモータ駆動
トランジスタを用いた応用例を紹介する。 今回はトランジスタ(エミッタ接地、コレクタ負荷)によるモータ駆動の回路を作成した。 さらに、入力端子にフォトインタラプタを用いることでライントレースロボットの基礎回路も作成してみた。
LEDを用いたエミッタ接地回路の動作チェック
まず、トランジスタを用いたエミッタ接地回路の動作チェックをを行った。 下図のように、入力信号がonになるとLEDが点灯する回路を製作した。
トランジスタを用いたモータ駆動
先ほどの回路のLEDをモータに置き換えた。 入力信号がonになると、モータが回転することを確認できた。 なお、トランジスタのコレクタ電流の最大規格によってはモータを駆動できないことがある。 今回は2SC1815というトランジスタを用いたが、このトランジスタでモータを駆動できない場合、コレクタ電流の最大規格が大きいトランジスタを用いる必要がある。
フォトインタラプタを用いたライントレースロボットの基礎回路
先ほどの回路のうち、入力信号にフォトインタラプタを接続した。 フォトインタラプタとは、対向する発光部と受光部を持ち、発光部からの光を物体が遮るのを受光部で検出することによって、物体の有無や位置を判定するセンサである。 下図のように、フォトインタラプタに白紙を当てるとモータが回転するが、黒紙を当てるとモータが回転しないことが確認できた。 この回路を組み合わせることで、ライントレースロボットの回路へ応用することができる。