仮想物理実験室構築のためのOpenGL入門
第3章「平方格子(2Dカラーマップ)」
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物理シミュレーションには大きく2つの手法があります。 1つ目は分子動力学のような「粒子」に対する時間発展の計算と、2つ目は密度場や電磁場といった「場」に対する時間発展の計算があります。 前者の場合、シミュレーション結果を描画する場合、粒子の座標に対して頂点データを与えることで描画することができるのに対して、 後者の場合には、空間全体の各領域に対して「場」の大きさの分布を計算し、場の強弱を可視化する必要があります。 本稿では、空間全体に対して場の強弱を「色」で表現するために「2次元正方格子」を考え、格子点上の場の量を計算し、カラーバッファーに対応する「色」を送ることでシミュレーション結果の可視化を行います。
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