「キャンパスベンチャーグランプリ2021」 東北大会で最優秀賞、全国大会で日刊工業新聞社賞を受賞
国内最大級の学生向けビジネスプランコンテスト「キャンパスベンチャーグランプリ2021」(日刊工業新聞社主催)において、「natural science 科学・技術講座」講師の佐々木洋輔が提案したビジネスプランが、東北大会で最優秀賞を受賞し、東北代表として出場した全国大会において、日刊工業新聞社賞を受賞しました。
12月17日に開催された東北大会の最終審査会には、大学・大学院・短大・高専・専門学校など合計30件の応募の中から書類審査を通過した5チームがオンラインでプレゼンテーションを行いました。佐々木が提案した「満腹チェッカー」を用いたIoT×SDGs時代のビジネスソリューションは最優秀賞を受賞、全国大会への出場権を獲得しました。そして全国8地域の地方大会を勝ち抜いた12チームが、1月28日にオンライン開催された全国大会において、そのアイディアを競い合いました。
佐々木ら「natural science 科学・技術講座」の講師や受講生たちで開発した「満腹チェッカー」は、食事中の満腹の度合いを、ベルトとお腹の間の圧力(お腹の張り具合)を圧力センサで測定することによって推定し、リアルタイムでユーザに通知するベルト型IoTアプリケーションです。満腹中枢が刺激されるまでには食事開始から約20分のタイムラグがあるため、IoTを活用し、このタイムラグを解消することで、食べすぎや食べ残しを防ごうと着想しました。
食品をロスしている先進諸国が食べる量を適正化すれば、「食べすぎ」による自身の肥満や糖尿病等の生活習慣病の問題だけでなく、「食べ残し」の軽減によってフードロス問題にも貢献することができます。そこで、この食べすぎ・食べ残し問題を解決するため、開発した「満腹チェッカー」を用いたIoT×SDGs時代のビジネスソリューションを提案しました。佐々木のビジネスプランは、デバイス試作の完成度や、実験を通じて因果関係を明確にしている点が高く評価され、東北大会での最優秀賞受賞、全国大会での日刊工業新聞社賞受賞につながりました。
なお、本アプリケーションは学生向けの国際的なIoTものづくりコンテスト「国際イノベーションコンテスト2021」世界大会においても世界3位に入賞しています。
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